神社プラス1

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6月 10 2014

神社プラス1 メールマガジン第14号

ハイテク神社

月イチ配信 神社プラス1 メールマガジン第14号をお届けします。

「こんにちは」、
神社プラス1の和田裕美です。

私はいま、台湾にいるのですが、
実は私の母方の祖父、祖母、そして
母はみな台湾引き上げの人たちなんです。

物心ついたときから、
ビーフンとか、スイカの種の干したの(コエチー)とか食べて育ったので、
なんだか第二の故郷なのです。
さて、ホテルのラウンジに、
中国語の「京都神社入門」という本がありました!

中国語はわからないけど、
婚姻には、地主神社、野宮神社、貴船神社、松尾神社、幸神社、などがいいとあり、
財運には、伏見稲荷大社、御金神社
(知らない)とかいろいろと書いてあります。台湾の人も神社行ってるみたいですね。

さて、今回のメルマガ担当は
私がすごく頼りにしてる
神社プラス1のIT担当、松下さんです。
この人、世界に誇れる
すごいITスペシャリストなのに、
ボランティアで助けてくださってる
いい人なのです。

松下さん、よろしくお願いします。

和田裕美

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テクノロジー社会と神社巡り

神社プラス1
松下 典浩

3月末に神田明神で開催した神社プラス1のイベントの後、
直来(なおらい)での会食中にいつもイベントをサポートして下さっている
清水権宮司と東京都港区の愛宕神社の事を少しお話ししました。

今年の1月6日限定で、お賽銭をEdy払い対応にした事で話題になった神社です。

メルマガ読者の方の中には知らない方もいるかも知れませんので、以下の記事を
ご紹介します。

・「お賽銭が楽天Edyで決済できる『愛宕神社』の新しい取り組み」
 http://nexal.jp/blogs/2877.html

この愛宕神社は、知る人ぞ知る「神社界の問題児」とも言うべき先進的な取り
組みを試みている神社のひとつなんです。

この神社は、以前にも「ネット参拝」という取り組みで神社本庁から苦言を
いただいています。

ネット参拝、ネット神社については以下の記事をご紹介します。

・「神社のネット参拝 神社本庁が注意喚起」
 http://www.j-cast.com/s/2006/12/25004582.html?p=all

どちらの取り組みも記事にあるように賛否両論、むしろ批判的な意見が多い
かもしれません。

一部の神社では、このようにテクノロジーを活用して、時代を反映した参拝客の
要望に対応しようと模索しています。

■神社界のタブー的な話題で切り出しましたが、
20年以上パソコンやインターネットでの利便性向上を仕事にしてきて、自分自身
「テクノロジーオタク」だと思っている私なのですが、このような取り組みに
対しては「否定はしないが利用したくない」という考えです。

母方の実家が神社なので、「神社を経営する」ということがどういうことなのかを
多少知っていますので、参拝客からの要望を汲み上げていくことや参拝客が増える
ように取り組む必要はもちろんわかります。

ですが、私も読者の大半の方同様、「神社には本人が直接参拝するのがいい」
と思っています。

その理由はふたつ。

■ひとつは、お参りしたい神様のできるだけ近くでお参りしたいと思うからです。

日本において神様は八百万の神様ということで各所にたくさんいます。そして、
皆さんの身近の神棚には必ずといっていいほど神宮大麻として天照大神のお札が
入っていますが、それでも伊勢神宮に参拝しにいきたいと思いますよね。
また、神様は皆さんの心の中にもいるはずですが、だからといってどこにもお参り
せずにいられるという方はいるのでしょうか。

人によって神社に直接参拝する理由は様々だと思うのですが、信仰ではなくても
多くの方が直接行きたい神社に赴き参拝するのは、そこの神様に「呼ばれたから」
行けるのだと私は思っています。
神社巡りを予定していても急な用事や道中のアクシデントなど色々な理由で参拝
できないことがありますよね。そういう時は「あぁ、今は呼ばれていないんだ」
と納得しています。

そして、もうひとつの理由。

■神社に参拝に行くと長い時間自然に身をおけるからです。

都市部に通勤・居住している方は日常あまり自然に触れられないか、自然が身近に
あったとしても忙しくて意識して長い時間自然の中に身をおけていないかと思います。

日本のほとんどの神社では境内や付近が樹木や水に囲まれています。
森や水辺ではリラックスできる香り、色、音、光を感じることができます。

特に、たくさん樹木がある場所ではフィトンチッドと言われるリラックス効果や
抗菌・殺菌効果のある成分が多く空気中を漂っていて深呼吸することで摂取する
ことができます。
また、水辺に多く存在すると言われているマイナスイオンと呼ばれるものは、
科学的には存在の定義や効果が曖昧ですが、私は少なくとも清涼効果みたいなもの
があるように思います。

人間は自然から長く離れて活動できるようになったとはいえ、科学的にも
豊富な自然になるべく長い時間身をおいた方が精神・健康へ良い作用があると
言われています。要するに、ストレス削減も含めて健康に良いってことですね。

■現代はテクノロジーの進歩で生活が快適になっているわけですが、
私はテクノロジーの進歩だけでは人間が生きていくための全てを快適にできない
と思っています。
むしろ、テクノロジーの進歩の中で遠ざかって行く領域にこそ人間にとっての
本質的な快適さが残っているのだと思っています。

そうは言っても、日常生活においてテクノロジーというものは色々と便利です
(特に私のような人間には…)。

皆さんには、テクノロジーの利便性と自然とのふれ合いをバランス良くこなして、
双方の良さを上手に活用して欲しいと思います。

そういう意味で神社巡りが自然に近づくきっかけのひとつになるといいですね。

松下 典浩

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【メッセンジャープロフィール】
1967年札幌生まれ。大学卒業後、富士通グループに入社。プログラマー。
作曲ツールやゲームの開発を経て、全世界の富士通ウェブサイトのデザインを
統合する仕組みの設計・導入のリーダーを務める。その後もウェブサイトコン
サルタント、ITコンサルタントとして活躍するも病気のため退職。
休養中にツイッターで和田さんに一本釣りされ神社プラス1のIT担当となる。
現在はネット広告代理店でシステム開発を担当。

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[神社プラス1メンバー]

竹森良一
日本の心を伝える情報誌「WAGO(和合)」絶賛発売中

中村真
神社を切り口に「旅」を考えた時、あなたの家の玄関から先がすべて参道になる。
想いを持って、お社に向かいはじめることが参拝のはじまりならば、その道中に
様々な神様に出会うことが出来るはずです。さぁ「JINJA TRAVEL BOOK」を片手に、
あなたの心に響く旅にでかけましょう!
JINJA TRAVEL BOOK」フォレスト出版より発売中

日本全国の神社検索アプリ「THE 神社」アンドロイド版限定無料リリース
クレジット:ImaJin Inc

青木康
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神像や絵画などで、本来目に見えぬ日本の神々の姿を先人たちがいかに描いたか、写真を多数掲載。
会社のビル屋上などにある企業が祀る神社「企業内神社」を大々的に特集。

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