神社プラス1

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7月 24 2016

神社プラス1 メールマガジン第39号

月イチ配信 神社プラス1 メールマガジン第39号をお届けします。

こんにちは 神社プラス1の
和田裕美です。

今回のメルマガライターの
青木さんの文章、かなり深いお話で
読み込んでしまいました。

ムックを二冊も制作されたみたいですので
ぜひ興味あるかたは読んでみてください

さらにいうと
実際は、足を運んだほうがいいのでしょうね。
自分の目でみることで
もっともっと深く知れるはずです。

さて、青木さんの文中に
京都の松尾大社がでてきます。

私、地元が京都なので
よく大学生のころに行ったんです

でも、大学生のときの目当ては
なんでも願いごとを叶えてくれる
わらじを履いた地蔵さんがいらっしゃる
「鈴虫寺」に行くため。
松尾大社はその近くだったんです。

どん欲なわたしは
当時は神社より
願掛けばかりしていたわけです(笑)

でも、すごいパワーがあるので
叶っているような気がします。

まあ、わたしの与太話はこの程度で
すばらしい青木さんの文章につなげますね!

和田裕美

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神社プラス1の青木です。

ツクヨミの聖地・壱岐

5月に『古代史再検証 邪馬台国とは何か』、6月に『神社と神様』というムック2冊を制作いたしました(いずれも宝島社発行)。その関係で、壱岐と対馬に取材に行きました。
ご存知の通り、壱岐と対馬はイザナギ・イザナミが国生みの際に最初に産んだ8つの島のうちの2つです。古代においていかにこの2つの島が重要だったかがわかります。

佐賀県唐津からは壱岐を、壱岐からは対馬を、対馬からは朝鮮半島を肉眼で見ることができます。もしこの2つの島がなかったら、日本と大陸との交流は非常に難しいものだったことでしょう。

特に驚いたのは、南北約17km、東西約15kmほどの小さな島である壱岐に、約270基もの古墳が築造されていることです。
『神社と神様』にも書きましたが、神社祭祀に至る歴史には、自然物の神籬・磐座信仰→同床共殿と呼ばれる御神体を屋内で祀るスタイル→古墳祭祀→社殿祭祀という流れがあります。古墳と神社は密接に関係しているのです。
ちなみに対馬には古墳があまりありません。行ってみるとわかるのですが、対馬は100以上の島がある地で、平地がほとんどありません。そのため、『魏志』倭人伝の記述では面積では小さい壱岐の方が、対馬よりも3倍の人口があったとされます。

さて壱岐・対馬ともに素晴らしい神社が多くあるのですが、壱岐には月讀神社があります。その名のとおり、ツクヨミを祀る神社なのですが、この神社が京都の松尾大社にある月読神社の元宮とされます。
ツクヨミは三貴子の一柱で、アマテラスの弟神、スサノオの兄神にあたりますが、記紀神話にはほとんど記述がない謎の神様です。イザナギから夜の国を治めるように指示をされます。
江戸時代に記された図説付きの神話解説本『神代正語常盤草』には、世界が生成される過程で、月は黄泉の国と同一視されています。

アマテラスを祀る伊勢の地のほぼ真西に位置するのが壱岐であり、その間には(直線状ではありませんが)スサノオの地である出雲があります。
そしてスサノオには、『日本書紀』において最初に朝鮮半島に降り立った後に出雲の地に行ったとする記述もあります。
言い換えれば、地上における太陽の地である伊勢、黄泉の国の入り口で両国をつなげる黄泉比良坂のある出雲、そして地上における月の地・壱岐というようにとらえられます。

神話世界が、まさに日本列島を横断するかたちであらわされているといえるでしょう。
伊勢、出雲を巡られた方は多いと思いますが、ぜひツクヨミの国である壱岐も訪れてみてください。

杜出版 青木 康

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【メッセンジャーのプロフィール】
学習院大学政治学科卒。平成16年(株)近代出版社に入社。
企画制作室長、編集長を歴任し、120社以上の神社広報を担当。
神社界初のフリーペーパー『Mind』(神田明神)などを手掛ける。
平成24年、神社広報専門出版社・杜出版(株)を設立、現在に至る。

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